VALUES 価値観

共創はこうして生まれる ─ 愛されディレクターの仕事スタイル

  • Webディレクター
  • プロデュースDiv

こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)採用チームの藤原です!

今回は、Webディレクターの笹さんに「顧客との共創を生み出すために大切にしていること」についてインタビューしました。笹さんは、社内外から「お客さまに愛されるWebディレクター」として評判が高く、実際に多くの案件で信頼を集め、リピートのご依頼をいただくことも少なくありません。

そんな笹さんは大のお酒好き。本音に迫るべく、今回は特別にチームメンバーも交えて居酒屋で話を聞くことに。お酒を片手にリラックスした雰囲気の中、普段は内に秘めている率直な想いや素顔が垣間見えました。

お客さまと一体となってプロジェクトを進める、その姿勢の源にある価値観とは?語られる言葉の一つひとつから、笹さんの人柄と仕事観が見えてきます。

STAFF
プロデュースグループ / Webディレクター

笹 和紗

デザイン系専門学校を卒業後、接客業で副店長を経験。人との関わりを大切にしながら、副業として始めたデザインを本業とし、グラフィックデザイナーとして約2年間活動。Web分野への関心からジーピーオンラインに入社し、現在はWebディレクターとして活躍する傍ら、新人育成にも力を注いでいる。

お客さまに信頼され、愛される理由

藤原

まず、笹さんが「お客さまに本当に信頼されている」と社内外で言われている理由について、ご自身ではどう捉えていますか?

そんな大層なことではないんですけど(笑)、でもありがたいことに、お客さまから「笹さんと話すと安心する」とか「つい本音を話してしまう」と言っていただけることは多いですね。私自身、お客さまとはできるだけフラットな関係でいたいと思っていて、“仕事相手”というより“チームの仲間”という感覚で接しています。

藤原

信頼されているのは、そうした関係性の築き方が影響しているのかもしれませんね。
具体的に心がけていることはありますか?

はい。例えば、プロジェクトの初期段階では、お客さまに対する丁寧なヒアリングを重ねながら、公開されている情報も活用して、事業内容や企業戦略、そしてその背景にある価値観までを多角的に理解するよう努めています。

藤原

それは、かなり深いところまで理解しようとされているんですね。

そうですね。事前に理解を深めることで、コミュニケーションの質が高まり、信頼関係の構築にもつながると感じています。事前に理解しようとする姿勢があると、相手の反応も変わってくるんですよね。

藤原

コミュニケーションの質は、理解の深さと関係しているということですね。

はい。また、プロジェクトの要件定義フェーズでは、こちらの熱量や思いをしっかりと言葉にして伝えることを大切にしています。最初の段階で「本気でこのプロジェクトに向き合っていますよ」という姿勢を示すことで、お客さまも同じ熱量で返してくださり、共通の目線で進めていくことができると感じています。そうやってお互いの立場を越えて、一緒につくるパートナーとしての関係が築かれていくんだと思います。

藤原

それは確かに嬉しいですね。自分のことを理解しようとしてくれているって感じると、こちらも信頼して話しやすくなりますよね。

そうですね。企業理解や価値観の把握といったロジカルなアプローチも大切ですが、その背景には「目の前にいる“人”への関心」があると思っています。お客さまに限らず、関わるすべての方に対して昔から興味があって、その人のいいところを見つけるのが好きなんです。だからこそ、その良さをちゃんと言葉にして伝えるようにもしています。そうした“人としての興味”が、自然と信頼につながっているのかもしれません。

藤原

相手のいいところを見つけるのが好き、というのは素敵ですね。

人との関係性づくりにゴールはない

藤原

企業理解や価値観への共感といったアプローチがある一方で、笹さんご自身の「人への関心」が印象に残りました。そうした“人としての興味”は、お客さまとの関係性を築くうえでどのように活かされていますか?

一度築いたから終わり、ではないところですかね。関係性って、ずっと変わり続けるものだと思っています。1回うまくいったから次も大丈夫、ということはなくて、毎回ゼロから「この人とちゃんと向き合う」ことを意識しています。

藤原

毎回ゼロから、ですか。それは大変そうですね。

そうですね。でも、お客さまに限らず、人との関係性って「結んだらおしまい」ではなくて、「続ける努力をし続けること」だと思うんです。だから、相手の変化にも敏感でありたいし、自分も誠実でいたい。その積み重ねが信頼につながっていく気がします。

藤原

相手の変化に敏感である、というのは重要なポイントですね。

はい。常にアンテナを張っているような感じですね。

藤原

まさに、人と仕事をするうえでの本質かもしれませんね。

お客さまは“仲間”であり“鏡”

藤原

関係性を築くだけでなく、それを“続ける努力”はとても大変そうです。何か秘訣はあるのでしょうか?

「相手のことを“好き”でいること」ですね。“好き”という言葉は少し極端に聞こえるかもしれませんが、要は「相手の良いところに目を向けて、積極的に見つけようとする姿勢」が大切だと思っています。「どんな人にも、良いところや魅力がある」と信じていて、どんな人にも必ず魅力や価値がある。そうやって人と向き合っていると、不思議と相手も少しずつ心を開いてくれるし、やり取りも自然とスムーズになることが多いと感じています。

藤原

「相手のことを好きでいること」という考え方は、とても素敵ですね。

ありがとうございます。それは、お客さまと自分の間に“壁”をつくらず、できるだけフラットな関係性を築こうとする姿勢にもつながっています。相手が「お客さま」だからといって構えたり距離を取ったりせず、同じ「人」として向き合う。そのために、まず自分から“好きになる”という一歩を踏み出すこと。それが信頼や共創のきっかけになると信じています。

藤原

たしかに、それはこちらの姿勢や感情がそのまま返ってくるようですね。まさに“鏡”のような関係性ですね。

はい。こちらがピリピリしていれば、相手もそうなってしまう。でもこちらがリラックスして、楽しそうに接していたら、相手も少しずつ柔らかくなってくれる。人と人のやり取りって、すごく感情的で繊細なものなので、大事にしたいですね。

藤原

本当にそうですね。感情のやり取りは、仕事の成果にも大きく影響しますよね。

「まず自分から」始める信頼構築

藤原

お話を聞いていて、信頼関係を築くために、笹さんご自身が常に一歩踏み出す姿勢を大切にされているのが伝わってきました。

はい、“まず自分から”ですね。例えば、ちょっとしたことで「ありがとうございます!」といった感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしています。日程調整だったり、資料をつくってくれたり、そういうお客さまの一つひとつの行動にちゃんと感謝を伝える。このように自分がされて嬉しいと思うことを積極的におこなうようにしています。

藤原

小さなことへの感謝の言葉は大切ですよね。

はい。実はこういう姿勢って、幼少期からずっと意識してきたことでもあって、子どもの頃から「周りの人に好かれたい」と思って、場の空気をよくするにはどうしたらいいかを考えて行動していました。クラスで浮いてしまうのが怖かったというのもあったんですけど(笑)、自然と「相手が喜ぶことをしよう」とか「楽しい雰囲気をつくろう」と思って動いていたんです。それが今のスタイルの原点かもしれません。

藤原

子どもの頃からの経験が、今の笹さんのスタイルにつながっているんですね。 一見小さなことのようですが、関係に大きな差が出そうですね。

本当にそうなんです。誰かの働きに対して「わかっているよ」「見ているよ」っていうサインになると思うんです。そうすると、相手も「じゃあ次も頑張ろうかな」ってなる。信頼って、日々の積み重ねなんですよね。

藤原

それってまさに、チームやプロジェクトをマネジメントしていくうえで、とても大切なことですよね。お客さまを含めたメンバーの行動をきちんと見て、受け止めて、アクションを起こす—その積み重ねが、チーム全体の信頼や前向きな空気をつくるんだと感じました。

Web制作はお客さまと共にチームでつくるもの

藤原

Webサイトの制作って、どうしても“制作会社に依頼して、あとはよろしく”みたいに思われがちですけど、実際にはどうですか?

全然そんなことないですね。Webサイトの価値って、単に「つくる」ことではなく、そのサイトを閲覧するユーザーにとって有益な情報がしっかりとコンテンツとして存在していることや、誰でも使いやすい設計になっていることなど、ユーザー体験の質にこそあると思っています。

藤原

ユーザー体験が重要なんですね。

はい。だからこそ、「お客さまが発注して、制作側がつくる」という一方通行の関係では本当に良いものは生まれません。最初の企画段階からお客さまと課題を共有し、理想のゴールを共に描く。そして一緒に悩み、意見を交わしながら進めていくような“共創的なプロセス”があってこそ、ユーザーに届く価値あるWebサイトになると思うんです。

藤原

共創的なプロセス。具体的にはどのようなことをされるんですか?

そうですね、例えば、ワークショップ形式でアイデアを出し合ったり、プロトタイプを一緒に作ったりします。

藤原

面白そうですね。

はい。Webサイト制作は、単なる発注と受注の関係ではなく、同じ目的を持ったプロジェクトチームとして進めることが不可欠だと私は強く感じています。

藤原

まさに“共創”という言葉がぴったりですね。

そうですね。だから、私はお客さまにも「つくる側の一員になってください」とお伝えしています。「任せたよ」で終わるのではなく、「一緒にいいものをつくりましょう」というスタンスでいていただけると、プロジェクト全体がグッと前向きになるんです。

藤原

お客さまを巻き込むことで、一体感が生まれるんですね。

お客さまと乾杯。その意味とは?

あの、今回のインタビューを通して改めて思ったんですが、私、もしかしたら「お客さまと乾杯するために仕事をしてる」のかもしれないです(笑)。

藤原

えっ!?乾杯、ですか?(笑)

はい。もちろん冗談半分なんですけど、でも打ち上げの場って、仕事をやり切った実感もあるし、何よりその人の“人としての側面”が自然と見えてくるんですよね。

私自身、プロジェクトの終わりには、お客さまと打ち上げをおこなうこともあります。業務を通して積み上げてきた信頼関係の延長線上に、こうした場があることで、より一層の親しみや、次につながる絆のようなものを感じる瞬間でもあります。打ち合わせでは見えなかった価値観とか、普段の空気感とか、そういうのが垣間見える。だからこそ「この人と仕事できて良かったな」と心から思える瞬間があるんです。

藤原

仕事終わりの乾杯は格別ですもんね!

そうなんですよ!

藤原

たしかに、お酒の場って、仕事とはまた違ったコミュニケーションが生まれますよね。

そうなんです。「もっとこの人のことを知りたい」と思ったら、自然と「飲みに行きたいな」と思っている自分がいます。飲みに行くこと自体が目的ではなくて、その人との関係をもう一段深めるためのきっかけなんだと思います。

だから、プロジェクトが終わった後に一緒に乾杯できるような関係性を目指して、私は日々の仕事に向き合っているのかもしれません。

幸せに働くための、自分なりのルール

藤原

笹さんの働き方ってとても“人間らしい”というか、他者をすごく大切にされている印象があります。ご自身よりも他者を優先しているようにも見えるのですが、そのあたりはどうお考えですか?

ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。ただ、実は「自分のため」でもあるんですよね。なぜなら、「他者のために動くこと」が最終的には自分の幸せにもつながっていると感じているからです。目の前の人に良い影響を与えて、感謝されたり、信頼されたりすることで、自分のやりがいや充実感も増していく。それがまた次の行動へのモチベーションになるという、良い循環があるんです。

藤原

自分のためでもあるんですね。

はい。 “自分を大切にすること”と“他者に貢献すること”は、決して対立するものではなくて、むしろ両立するからこそ、持続可能な働き方につながるんだと思います。

藤原

自分を満たしながら、自然と周りにも良い影響が出ているという感覚ですね。

そうですね。だからこそ、相手の立場や気持ちに寄り添いながら、誠実に向き合うことを大切にしています。それが最終的には、自分の喜びややりがいにもつながっていると感じています。






ジーピーオンラインでは、笹さんのように「まず自分から関係を築こう」とする姿勢を大切にしています。お客さまとの関係性を一方通行にせず、共に悩み、共に考え、共に創る姿勢を重視しており、プロジェクトの一つひとつを“共創”の機会ととらえています。
そうした中で、企業理念でもある“ありがとう”という言葉が自然に生まれるような、心からの信頼に基づいた仕事を、私たちはこれからも目指していきます。

お客さまとの共創に本気で取り組みたい方、自分の関わるすべての人と“仲間”として働きたい方にとって、きっと心地よい場所になるはずです。

あなたもぜひ、私たちと一緒に“ありがとう”をつくっていきませんか?

・最後に笹さんの最近の制作実績をご紹介
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