みんなでつくるから、いいものができる。お客さまとチームの声を引き出すプランニングディレクター
こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)採用チームの森です!
今回はプランニングディレクター職に関する記事です。
ディレクションをひと通りこなせるようになると、進行だけでなく企画から関わりたい、つくって終わりではなくその先まで関わりたい、と感じることはないでしょうか。
ジーピーオンラインのプランニングディレクターは、ディレクションを主軸にしながら、主に既存のお客さまに向けて、サイトのリニューアルや改善などの企画・提案までおこなう職種です。公開後もお付き合いが続く中で、お客さまの次の思いをくみ取り、提案から制作まで関わっていきます。
今回お話を聞いたのは、プランニングディレクターの黄さん。黄さんもかつて行き詰まりを感じたひとりです。そこからどのように提案へ踏み込んできたのか、実際の案件での進め方や、この仕事の醍醐味について伺いました。
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黄 詩てい
中国で生まれ、日本の音楽や文化に親しんで育つ。大学では日本語を専攻し、卒業後は広東省深セン市で4年間勤務。日本への憧れから来日を決意し、2019年にジーピーオンラインへ入社。現在はディレクション業務に加え、チームマネジメントやプロジェクトのプロデュースまで幅広く担当。
行き詰まりを乗り越えて、自分から上流へ踏み込む
合っていたと思います。計画を立てることは得意なほうかもしれません。自分で立てた計画を自分で実行するのは、あまり得意じゃないんですけど(笑)。
それは意外です(笑)。
でも仕事では、計画を実行するのは別の人ですよね。だから、その人たちが動きやすいように段取りを整えることは、自分に合っていたんだと思います。前職は個人で完結する仕事だったので、ジーピーオンラインでディレクションを担当するようになって、それがハマった感覚があります。
入社してから適性を活かせるようになったんですね!
そうですね。でも2、3年経ってひと通りこなせるようになると、「これ以上、挑戦できることがないな」と行き詰まってしまったんです。
2年目には社内MVPも受賞されていましたが、その裏で悩んでいたんですね。
そこから、どう変わっていったんですか?
決まったものをつくるだけでなく、もっと上流から関わってみようと思ったんです。それまでは、ディレクターがそれぞれ指示を出して、受けた人がつくるやり方が中心でした。そこで、制作に入る前に「まずはみんなでコピーを考えてみませんか」とチームに声をかけたんです。そのブレストの流れで、コンセプトも初めて自分たちで策定してみました。
社内でも初めての試みだったんですね。
そうなんです。やってみると、面白がってくれる人がどんどん増えて、踏み込むほど新しいものがつくれる手応えがありました。お客さまに対しても、例えば修正のご依頼があったときにそのまま受けるのではなく、「なぜ修正したいのか」という意図まで伺って提案するようになっていきました。
その積み重ねが、プランニングディレクターの仕事につながっているんですね。
黄さんにとってディレクターとプランニングディレクターの違いはどこにあると思いますか?
ディレクターの仕事は、決まったことをいかにうまく進めるかが中心です。プランニングディレクターは、そこに「お客さまのニーズを引き出して、形にする」提案が加わります。進めている案件の中で、コンテンツや追加の施策を提案することも多いですね。
美容師さんにたとえると分かりやすいかもしれません。「雰囲気を変えたいけど、具体的なイメージはない」というときに、意図をくみ取って似合う髪型を提案してくれる美容師さんがいたら、嬉しいですよね。
確かに、そんな美容師さんにはまたお願いしたいです(笑)。
サイトづくりも同じで、お客さまは「なんとなくこうしたい」という思いはあっても、具体的なイメージまではお持ちでないことが多いんです。その「なんとなく」をくみ取って、「こんなサイトにしましょう」と形にして提案するのがプランニングディレクターの役割だと思っています。
これまでの気づきを、実現できる施策に
ここからは、具体的な案件について伺わせてください。プランニングディレクターとして企画・提案に関わった案件で、印象に残っているものはありますか?
以前からお付き合いのある、全国に店舗をお持ちのインフラ関連企業さまの、サービスサイトのリニューアルですね。以前、同じお客さまのコーポレートサイトと採用サイトも担当していて、その流れでお声がけいただきました。
サイトの大きな方向性を固めた上で、私はもうひとりのプランニングディレクターと一緒に、それを実際に動かせる施策に絞り込んでいきました。
どのように進めたんですか?
これまでご一緒したサイト制作での気づきに加えて、現場のヒアリングシートや各店舗の情報も読み込むところから始めました。お客さまからは「店舗の予約数を増やしたい」というご要望をいただいていたのですが、読み込んでいくと、サービスの説明や初めての方に向けた内容が足りていないという課題が見えてきて。それなら今回は、そういったコンテンツの拡充を最優先にしようと決めたんです。
すべてを一度にやろうとせず、優先度の高いものから形にして、公開後の反応を見ながら次の提案につなげていけるように、長く関わる前提で組み立てていきました。
ご要望の奥にある課題を見つけていったんですね。具体的な提案をするときに大切にしていることはありますか?
実現できるところまで考えておくことです。例えば今回は、予約の手間を減らすためにチャットボットを提案したんですが、お客さまにも動いていただかないと実現できない施策でした。なので、社内で意見を出し合って、お客さまにもヒアリングして、「このやり方なら着地できそう」という見通しを立ててから提案しています。
提案までに結構時間が必要そうですね。
そうです。時間はかかりますが、いいアイデアでも、形にならなければお客さまの役には立たないので。そこを見極めるために私たちだけで考えるのではなく、お客さまとも話しながら詰めていきます。そのほうが現実的な案になるんです。
ほかに気をつけていることはありますか?
話を進めるときには、ユーザーの使い勝手も常に考えるようにしています。お客さまのご要望はもちろん大切にしながら、「ユーザーから見ると、こうすると使いづらいかもしれません」といった意見も、きちんとお伝えしています。ユーザーにとって価値のあるコンテンツかどうかというのは、ベースとなる考え方として意識しています。
お客さまの声を引き出して、一緒につくる関係を築く
お客さまとは、どのように一緒に進めているんですか?
初めてWeb制作に関わるお客さまも多いので、大まかなご要望はあっても、細かいところまで意見を出すのはやはり難しいんです。
確かに、なかなか難しいですよね。
だからこそ、こちらからお客さまの思いをくみ取って、「こういう形はいかがでしょう。どう思われますか?」と伺うようにしています。私は、お客さまから意見が出てくるのは大歓迎なので。具体的な形で提案すると、「こんなサイトになるんだ」とイメージが湧いて、ワクワクしてくださるんです。そのうち、お客さまのほうから「こういうのはどうですか」と言ってくださるようになります。
ご自身のアイデアが入ると、皆さん「自分たちのサイト」だと思ってくださるんです。最初の段階から同じ目線で考えたサイトのほうが、お互いに納得感も達成感もありますよね。そうやって一緒につくった経験が、次のお仕事につながる関係の土台にもなると思っています。
先ほどお話しいただいた、インフラ関連企業さまもそうだったんですか?
はい。以前、コーポレートサイトと採用サイトを一緒につくったとき、ご担当者さまはもともとWebにあまり詳しくなかったのですが、進める中で新しい発見があったようで、どんどん熱が入っていったんです。1年ほど経つ頃には、とてもWebに詳しくなっていて驚きました。
一緒につくる中で、Webの面白さに気づかれたのかもしれませんね。
そうだと嬉しいです。その後、今回リニューアルしたサービスサイトについて、お客さまの社内で閉鎖の話が出たことがあったそうなんです。そのとき、そのご担当者さまが「月に数万人も訪れているのに、閉じていいんですか」と社内に掛け合ってくださって。閉じるのではなく、リニューアルしてもっと活かそう、という方向になりました。
きっと自分たちのサイトの価値を感じて、活かす道を考えられたんですね。
そうだと思います。しかも、「前回と同じ体制で」と私たちを指名までしてくださって。これまで一緒につくってきた経験がなければ、サービスサイトはそのまま閉じられていたかもしれません。長いお付き合いがあったからこそ、今回のご相談につながったんだと思います。
背景まで伝えると、チームから思いがけない案が生まれる
お客さまだけでなく、社内のデザイナーやエンジニアとは、どのように一緒に形にしているんですか?
デザイナーやエンジニアは、プロジェクトの最初から参加しているとは限らないので、お客さまとやり取りを重ねているディレクターとは、どうしても情報に差が出てしまいます。だから私は、結論だけじゃなく「なぜこの形になったのか」という背景まで、多めに伝えるようにしています。
時間はかかりそうですが、背景を伝えるって大事ですよね。
はい。意図が伝わっていると、「それならこういうやり方のほうがいいですよ」と、私たちが思いつかなかった案を出してくれることがあるんです。もちろん、頼んだ通りにつくってもらうのも悪いことではありません。でも、その人が持っているクリエイティブの力で、もっといい形を一緒に目指せたら、さらにいいものができると思っています。
実際に、メンバーの反応に変化はありましたか?
人によっては「これもやっていいですか」と自分から言ってくれることがありますね。自分が考えていた案より、いいものが出てくることも多いんです。
そういうとき、自分の案へのこだわりはないんですか?
全然ないです。自分の案よりいいと思えたら、迷わずそちらを選びます。むしろ、ほかの人の案が来るのは嬉しいです!自分になかった視点に出会えて、それが自分の新しいアイデアの引き出しにもなると思っています。
まだ気づかれていないニーズを、提案に変えていく
企画・提案まで関わるようになって、この仕事の醍醐味はどんなところにあると感じていますか?
頼まれる前に、お客さまに喜んでもらえる提案ができたときですね。お付き合いが長くなるほど、お客さまご自身も気づいていないニーズが見えてくるんです。例えば、お話の中で「現場で働く人をもっと知ってもらいたい」という思いが見えたら、今のサイトにはないコンテンツとして、現場の人を紹介するページを提案します。「頼まれてはいないけど、やったらきっと喜んでもらえる」提案を、少しずつ重ねていくんです。
そうした提案が、どう次につながっていくんですか?
「言わなくてもここまで考えてくれる」と思っていただけるようになって、自然と次のご相談をいただけるようになるんです。あるお客さまからは、公開後に「こんなに楽しくつくれたのは初めて」とお手紙をいただいたこともありました。
Webサイト制作が楽しいというのは、嬉しい言葉ですね!その経験が長いお付き合いにもつながっていくんですね。そういうやりがいを感じつつ、これから挑戦してみたいことはありますか?
Webサイトだけでなく、ブランディングや映像など、デジタル領域の中で何でもやってみたいです。ほかの分野のものづくりのプロセスにも興味があります。
最後に、プランニングディレクターに興味を持っている方へ、メッセージをお願いします。
最初の企画から深く関わると、お客さまも制作メンバーも、一緒に考えてくれるようになるんです。私はシンプルに、みんなでいいものをつくりたいと思っています。一緒にアイデアを広げていくことを楽しめる方と働けたら嬉しいです。
取材を通して印象に残ったのは、黄さんの取り組みが、どれも日々のやり取りの中の小さな工夫だったことです。お客さまに「どう思われますか」と伺う。メンバーに「なぜこの形になったのか」まで伝える。その積み重ねがお客さまやメンバーの熱量を引き出し、みんなでつくる「いいもの」につながっていくのだと感じました。
ディレクションの経験を土台に、もう一歩踏み込んでみたい方にとって、ジーピーオンラインのプランニングディレクターは、その思いを形にできる仕事です。
この記事を通して少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にご応募ください。
皆さまからのご応募を心よりお待ちしています。
本日はよろしくお願いします!
まずはディレクター時代のことから伺わせてください。ディレクションの仕事は、黄さんに合っていましたか?