技術は変わっても、“つくる楽しさ”は変わらない。エンジニアが語る仕事の原点
こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)採用チームの森です!
Web制作の現場では、技術の変化とともに求められるスキルも進化しています。そんな中で、長年にわたり安定した品質を支え続けているのが、システムエンジニアの前野さん。入社当時は十数名規模だったジーピーオンラインですが、現在は大規模な案件やシステム開発を牽引する中心メンバーとして活躍しています。
今回はこれまでのキャリアや仕事への向き合い方、そして長く働く中で感じてきたチームや会社への想いを伺います。“誠実であること”を軸に歩み続けてきた、その信念に迫ります。
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目次
前野
Webの表現力に魅了され、2008年にジーピーオンラインへ入社。以降、コーポレートサイトやキャンペーンシステム、社内システムなど、フロントからバックエンドまで幅広く担当。現在は、AWS環境での開発やECSを活用した運用効率化など、スケーラビリティを意識した開発にも取り組む。リーダーを務めながら、後輩の技術相談や設計レビューにも関わり、安定した品質を支える存在。
ものづくりの楽しさに惹かれてエンジニアの道へ
父が趣味でゲームを作っていたんです。その影響で、小さい頃からものづくりに興味を持つようになりました。高校では理系を選び、大学も情報系に進みました。卒業後はC言語を扱う組み込み系の企業に入社し、プログラマーとして働いていました。
最初はWeb業界ではなかったのですね。そこから転職を考えられたきっかけは何だったのでしょうか?
ちょうどFlashが全盛期の頃で、Webの表現の幅に惹かれたんです。転職活動をしていたときに、ジーピーオンラインの「野球のグラブシミュレーション」というFlash実績を見つけたんです。純粋に“これを作ってみたい”と思ったのが入社のきっかけです。
Flashのようなインタラクティブな表現が、転職のきっかけだったのですね。
はい。入社当時は社員が十数名ほどで、まさに“ものづくり集団”という雰囲気でした。表現にも技術にも妥協がなく、真剣に取り組む人が多かったですね。
課題を乗り越える中で見えた、仕事の面白さ
入社後、最初に担当した案件を覚えていますか?
家電メーカーさんのデスクトップアプリをFlashでリプレイスする案件でした。もともとVBAで作られていたものをWebに置き換えるという内容で、入社してすぐに一人で任されたんです。初めて触る技術も多く、手探りでしたが、完成したときの達成感は今でも覚えています。
いきなり一人で…すごい経験ですね!
そうですね。でも調べながら進めるうちに、基礎がしっかり身につきました。その後はキャンペーンサイトや投票システム、QRコードを使ったキャンペーンなど、幅広い案件に関わりました。最近では、自治体向けのサービス改修や、ECSを基盤とした運用環境の整備などにも取り組んでいます。
幅広いですね。仕事の中で特に“面白い”と感じるのはどんな瞬間ですか?
複雑な課題を技術で解決できたときですね。原因を突き止めて、想定通りに動いた瞬間の達成感は大きいです。
自分の工夫がチームやお客さまに喜ばれると、やっぱり嬉しいですね。
やりがいを感じる瞬間ですね。課題解決に向き合う上で、意識していることはありますか?
新しい技術に挑戦するときは、うまくいかないのが当たり前だと思っています。まずは現状を整理して、どう進めるか道筋を立てます。同時にチームにも共有して意見をもらうようにしています。自分一人では気づけなかった視点を得られることも多いんです。試行錯誤の過程そのものが学びであり、この仕事の面白さだと思います。
チームで進めるからこそ、大切にしていること
日々の仕事の中で、意識していることを教えてください。
一番は“チームで進める意識”ですね。エンジニアだけで完結する仕事ではないので、ディレクターやフロントエンドエンジニアなど、いろいろな職種の人と協力しながら進めています。それぞれの考えを尊重しながら、一つのゴールに向かって動くことを大切にしています。
いろんな人と関わるからこそ、意識していることも多そうですね。
そうですね。専門用語はできるだけ使わず、誰にでも分かる言葉で伝えるようにしています。ディレクターやデザイナーがシステムの細かい仕組みを理解しているわけではないので、共通のイメージを持てるよう意識しています。あとは、違和感や不明点をそのままにしないこと。小さなことでも早めに共有して、トラブルを防ぐようにしています。
そうした丁寧さが、チーム全体の信頼につながっている気がします。
コードを書くときも、保守性と拡張性を意識しています。あとから機能を追加したり、別のメンバーが触ったりすることを前提に、できるだけシンプルな実装を心がけています。複雑にしすぎず、「この先どう変わる可能性があるか」を考えて設計しておくことで、チーム全体が無理なく開発を進められると思っています。
長くエンジニアを続ける中で、変わらず大切にしている考え方はありますか?
「作ることを楽しむ」ことですね。初めて自分の手でWebページを作ったときのワクワク感は、今でも心の中に残っています。新しい技術に触れるたびに“次はどう作ろう”と考えるのが楽しい。楽しむ気持ちがあるから、もっと良くしたいという気持ちが生まれるんだと思います。
誰かのために動ける仲間と支え合う日々
入社して10年以上になりますが、働く中で印象に残っていることはありますか?
会社の規模は大きくなりましたが、人の雰囲気はあまり変わっていません。昔から「誰かが困っていたら自然に手を差し伸べる」関係があって、それが今も続いています。特別なルールがなくても助け合える文化がある。それがジーピーオンラインらしさだと思います。
その“助け合う文化”は、今のチームにも引き継がれているんですね。
そうですね。エンジニアチームは穏やかで真面目なメンバーが多いです。誰かが困っていたら声をかけ合うし、それぞれの得意分野を活かして全体を支え合う。そういう関係が自然とできています。
とてもいい関係性ですね!
そうですね。毎週の朝会では業務報告のほかに、ちょっとした雑談もしています。「週末何してた?」みたいな話から相手の人柄が分かると、距離が縮まって相談もしやすくなるんです。
エンジニアって黙々と作業しているイメージがありますけど、実際はチームの信頼関係がすごく大事。小さなやり取りの積み重ねが、結果的に仕事の精度を上げていると感じます。
そうしたチームの雰囲気が、他職種との連携にもつながっているのでしょうか?
それはありますね。デザイナーやディレクターのホスピタリティが本当に高くて、お客さまの期待を超えようという姿勢が強いんです。細部まで丁寧に仕上げようとする人が多く、トラブルが起きても「自分が動きます」とすぐ行動してくれる。そういう姿を見ると、自分も頑張ろうと思えます。
職種を超えて、同じ方向を見ているんですね。
僕らエンジニアも、デザインの意図やコンテンツの狙いを汲み取りながら「どう実装すれば形にできるか」を考えています。お互いがやりやすくなるよう一歩先を意識して動く。そんなメンバーが多いチームです。
長く働く中で、「この会社で良かった」と感じるのはどんなときですか?
同じ価値観を持った仲間と成果をつくれたときですね。難しい課題をチームで乗り越えた瞬間や、誰かのサポートでうまく進められたときに「この環境で働けて良かった」と実感します。
支え合う関係があるから、挑戦もできる。そうした信頼感が、長く続けられる理由だと思います。
時代が変わっても“良いものを届けたい”という想い
今後、どんなエンジニアを目指していきたいですか?
働き方も技術も、ここ数年で大きく変わってきています。AIの活用も進んでいて、これまでのやり方だけでは通用しなくなってきていると感じます。
変化の中で、エンジニアの役割も変わりつつあるんですね。
そうですね。エンジニアも、自分の専門領域だけに留まっていては価値を発揮しづらくなってきていると感じます。これからは、これまで以上にビジネス領域や他の専門分野にも理解を深め、活躍の幅を広げていくことが大事だと思っています。僕自身も変化に対応できるよう、職種を超えて関われるエンジニアでありたいです。
では最後に、応募を検討しているエンジニアの方へ、メッセージをお願いします。
僕がエンジニアとして長く続けてこられたのは、何よりも「作ることが好き」という気持ちがあったからです。変化が激しく、日々技術が進歩していく中でも、この“好き”という感覚が次の学びや挑戦へとつながってきました。一緒に働く方にも、「作ることを楽しめる人」であってほしいと思います。
楽しさを仕事の原動力にしながら、責任感を持って素直にものづくりに向き合う。そうした姿勢が良い成果にもつながりますし、チーム全体にとっても大きな力になります。エンジニアチームには、そんな想いを共にしながら、誠実にものづくりに向き合う仲間がいます。お互いを尊重しながら働けるので、自分の力を存分に活かせる環境だと思います。
技術に真摯に向き合い、作ることを楽しむ気持ちを忘れない。そんな前野さんの姿勢には、この仕事の魅力が凝縮されているように感じます。変化の早い時代でも、ものづくりの本質は変わりません。技術を磨きながら、仲間とともにより良いものづくりを追求したい方にとって、ジーピーオンラインは着実に成長を伸ばしていける環境です。
この記事を通して少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にご応募ください。
皆さまからのご応募を心よりお待ちしています。
まずは、エンジニアを志されたきっかけを教えてください。