顧客理解を深めることで生まれる価値—プランニングディレクターの仕事の魅力

こんにちは、ジーピーオンライン(@gpol_tw)採用チームの藤原です!
今日は、東京オフィスでディレクターチームにてマネジメントをおこなっている久末さんに「プランニングディレクター」の魅力についてインタビューしました。
プランニングディレクター職は、2025年度より新たに新設される職種です。私たちが想定しているプランニングディレクターとは、ディレクター職の上位職種としてディレクション業務に加えて、新たな仕事を生み出すセールスの要素を兼ね備えたポジションです。
お客さまの課題やビジョンを理解し、それを形にしていく重要な役割です。この記事では、久末さんにそのプランニングディレクターの仕事の魅力や顧客理解の重要性について語っていただきました。
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目次
久末 鈴華
大学卒業後、不動産業界で営業を経験し、その後、Web業界を志望してジーピーオンラインに入社。ディレクターとして多様な案件を担当。入社4年目には、ベトナム子会社の立ち上げに駐在員として従事し、現地スタッフのマネジメントを担当。現在は、東京オフィスでプロデューサー兼チーフとして、組織マネジメントと業務推進に力を注いでいる。
久末
久末です!東京オフィスでプロデューサーと兼務して、チームマネジメントをおこなっています。休日は、平日にできなかった家事を片付けたり、家族で出かけたり、友人と飲みに行ったりしています。家族との時間と自分の時間のバランスを大切にしながら、気ままに過ごすのが好きですね。
2025年の春に新設!プランニングディレクター職とは
藤原
プランニングディレクター職は2025年の春に新設される部署なので、まだ専任スタッフはいない状況ですね。しかし、類似した職務を全うされてきた久末さんにいろいろとお話をうかがえればと思ってお時間をいただきました!
久末
わかりました。お役に立てると嬉しいです。
私を含め、プロデューサー業務をおこないながらプランニングディレクターの職務を担っているスタッフは何名かいますね。ただ、プランニングディレクターとしてのミッションを掲げてはいないので、ふわっとしている状態です。このたび専任のポジションをお迎えできるのは、会社にとってもお客さまにとってもプラスになることですね。
藤原
そうですね。そもそもプランニングディレクター職が新設される背景について、何かご存じですか?
久末
はい。これまでWebディレクターが明確な職務定義なしに担っていた「企画立案」や「セールス的な役割」を正式に定義する必要があり、新設を検討しました。従来のWebディレクターは、プロジェクトの進行管理や制作チームの統括を主な業務としつつ、お客さまへの提案、新規案件の創出、リピート案件の促進といった業務も兼任していた実情がありました。これらの役割が職務範囲として明確に定義されていなかったため、業務負担の偏りや属人化が課題となっていました。
そこで、プランニングディレクター職を新設し、これらの課題を解消することで、より効率的かつ効果的な業務推進を実現することを目指しています。
藤原
プランニングディレクター職が新設されることで、提案の質が向上し、お客さまにとってのメリットはもちろん、分業化が進むことでスタッフにとっても働きやすい環境が整いますね。
キャリアパスの観点では、Webディレクターの上位職種として、プランニングディレクターが位置づけられるのでしょうか?
久末
そうなんです。あ、そもそもWebディレクター職について詳しく知らない方もいらっしゃると思うので、簡単にご紹介しますね。
藤原
ありがとうございます!ぜひお願いします。
久末
ジーピーオンラインのWebディレクターは、制作チームの中心となってプロジェクトを推進し、成功へ導く役割を担うポジションです。Webサイト制作における進行管理や企画提案が主な業務であり、お客さまと制作チームをつなぐ架け橋として、双方の要望や意見を調整しながらプロジェクトを進行します。
また、単なるスケジュール管理にとどまらず、デザインや機能面での提案もおこない、お客さまのニーズに最適なソリューションを提供することも重要な役割です。提案内容は、社内のデザイナーやエンジニアと試行錯誤しながら作り上げていきます。
藤原
ありがとうございます。そんなWebディレクターの上位職種がプランニングディレクターになるわけですが、その理由は何だと思いますか?
久末
それは、ディレクション業務を一定レベルにまでこなせるようになって初めて「企画立案」や「セールス」ができるようになるからです。ディレクション業務がしっかり身についていないと、適切な企画を考えることもできませんし、提案の質も向上しないと感じます。
藤原
Webディレクターとしての経験を積んだ先に、プランニングディレクターというキャリアパスがあることで、スタッフの成長ややりがいにもつながりそうですね。
プランニングディレクターの仕事内容
藤原
次に、プランニングディレクターの具体的な業務内容を教えてください!
久末
プランニングディレクターは、その名の通りディレクションだけでなく、プランニングも担うポジションです。基本的には、既存顧客を対象にWebサイトの公開後、そのサイトが目的を果たしているかを検証し、足りない点や改善の余地があれば、お客さまに新たな企画をご提案します。既存のプロジェクトに満足してもらうだけでなく、さらなる付加価値を提供することで、長期的な信頼関係構築を目指します。

藤原
アップセルやクロスセルの提案が伴ってくると思うのですが、どちらかというと「営業」ポジションになるのでしょうか?
久末
リピート発注の促進をおこなうので、セールスの要素もありますが、プロデュースグループという制作チームへ配属となるので、制作進行にもしっかり関われるポジションです。自分で企画して描いたモノを他のメンバーと一緒に作り上げていくやりがいも感じられると思います。
藤原
ジーピーオンラインには「アカウントプランナー」という企画営業の職種もありますが、プランニングディレクターとの違いは何でしょうか?
久末
アカウントプランナーは、基本的に新規のお客さまへの企画・提案が主な業務で営業の部署に属します。一方、プランニングディレクターは制作チームに属し、プロジェクトの進行管理にも携わります。既存顧客の新規案件の創出やリピート案件の促進がミッションとなるため、既存のお客さまに対して企画・提案をおこないます。
藤原
では、「プロデューサー」との違いは何でしょうか?
久末
プロデューサーは、サイト制作における要件定義などの上流工程に携わり、プロジェクト全体を統括する役割を担います。一方、プランニングディレクターは既存のお客さまとの信頼関係を基盤に、具体的な企画提案をおこないながら、さらなる案件創出を目指します。
藤原
職種ごとの違いが明確になってきました!
プランニングディレクターは、既存のお客さまとの信頼関係を基盤にしながら、新たな案件を生み出していくポジションなんですね。営業力とディレクション力の両方が求められるので、なんだか難しそうな役割ですね…。

久末
たしかに少し難しく感じるかもしれませんね。
でも、大切なのは「お客さまの力になりたい」という純粋な気持ちです。Webの専門スキルや営業力、ディレクション力は、研修や日々の業務でもしっかり身につけていけますのでご安心ください。
実は、私も入社当初は「クリエイティブな業界でお客さまとコミュニケーションをとれる仕事がしたい」という漠然とした気持ちだけでしたよ(笑)。
藤原
どういうタイプの方がプランニングディレクターに向いていると思いますか?
久末
そうですね。短期的な成果だけでなく、長期的にお客さまと信頼関係を築きたい方に向いていると思います。
何より大切なのは、お客さまの課題や目標に真摯に寄り添う気持ちを持っていることですね。
「顧客理解」の大切さ
藤原
プランニングディレクターに限らずですが、お客さまと伴走し、真摯に向き合うことが大事なんですね。つまり、「顧客理解」が鍵になるということだと思いますが、久末さんはいつその重要性に気付いたのでしょうか?
久末
思い返すと、ジーピーオンラインに入社する前の不動産営業時代に、「顧客理解」の重要性を実感していたと思います。
藤原
不動産営業時代のどのような場面で「顧客理解」が役立ちましたか?
久末
なかなか営業成績が上がらない時期があったんです。最初は勢いと粘り強さでなんとか成果を出せていたのですが、徐々にそれも通用しなくなり、提案が全然刺さらなくなりました。そのとき、自分がお客さまのことを何も知らないことに気付いたんです。相手を理解しないまま提案をしても、心には響かないんだと。
藤原
何がきっかけで、そのことに気付いたんですか?
久末
自分自身に置き換えて考えてみたんです。もし私が営業を受ける立場なら、自分のことを理解してくれている人から買いたいと思うだろうなと。そこから、お客さまとのコミュニケーションを大切にし、まずは相手を知ることに努めました。お客さまのことを深く知るにつれて、提案するのが楽しくなり、結果として提案の質も上がっていきました。
藤原
「顧客理解」ができるようになってから、仕事の成果も変わったんですね。
久末
営業成績がメンバーの中でも断トツで良くなり、たくさん評価していただきました!
藤原
その経験が、ジーピーオンラインでの業務にも活かされているんですね。
久末
はい。あの頃の気付きや経験は、今の仕事にも活かされています。「顧客理解」はどんな職種でも必要なスキルなので、身につけておいて損はないですね。
藤原
実際に、ジーピーオンラインの仕事では、どのような場面で活かされていますか?
「顧客理解」がもたらすメリット
久末
あらゆる場面で活かされていますよ。
例えば、お客さまから「シンプルなデザインのWebサイトを作りたい」とご要望をいただいた際、その理由や背景をしっかりお伺いするようにしています。単に「シンプルなデザインが好きだから」ではなく、企業のブランドイメージやターゲット層、サービスの特性など、組織の根幹に関わる要素が影響していることも多いんです。深掘りしていくと、なぜシンプルなデザインを求めているのか、さらにはその最終的な目的まで理解できるようになります。
こうした本質的な部分を把握することで、見た目の好みだけでなく、企業の戦略や事業目的に沿った適切な提案ができ、結果的に顧客満足につながりますし、仕事もスムーズに進むと実感しています。
藤原
お客さまのご要望をそのまま受け取るのではなく、その背景にある「本当に求めていること」を深く追求することで、お客さまの目的が達成できるWebサイトに仕上がるんですね。
久末
はい。そして、案件に関することだけでなく、お客さまの人となりにも興味を持ち、積極的にコミュニケーションを取るよう心がけています。これは、前職でお客さまの人となりを理解しながら接することで距離を縮め、真のニーズを引き出せた成功体験が活きているからです。

藤原
前職で培った「顧客理解」のスキルが、ジーピーオンラインでの仕事にも大いに活かされていることがわかりました!これは、あらゆる職種に共通する重要なスキルですね。
「顧客理解」がもたらすメリットには、具体的にどのようなものがあると思いますか?
久末
メリットはたくさんありますよ!

藤原
良いことづくしですね!日常生活に置き換えてみても、自分のことを理解してもらえると嬉しいですし、私たちの提案の質も上がると感じます。それを業務にそのまま活かしていくだけなんですね。
久末
そうなんです。「顧客理解」のスキルが身につくと、あらゆる場面で物事がスムーズに進むようになります。冒頭でお伝えしたように、まずはお客さまに興味を持つことから始まります。「お客さまのために何かしたい」というお気持ちさえあれば、あとのスキルは研修や実践で確実に身につけられます。今後入社される方には、幅広いスキルを習得いただき、それを提案に活かしてもらいたいです。そして、その先、お客さまから「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた瞬間は、この上ない達成感が得られるはずです!
さらに、プランニングディレクターとして「提案」と「進行」の両方を担えるスキルを身につけることで、ビジネスパーソンとしての市場価値は飛躍的に向上します。企画力とディレクション力を兼ね備えた人材は、多くの業界で求められており、活躍のフィールドも大きく広がります。この経験は、どんなキャリアを歩むうえでも大きな武器になると思います。

プランニングディレクターの仕事は、ただスキルや知識があればいいというものではありません。お客さまの本質的なニーズを深く理解し、それを具体的な形にすることが求められます。その中で、「顧客理解」は欠かせない重要な要素です。私たちと一緒に、お客さまと共通のゴールを目指しませんか?
少しでも興味をお持ちいただけましたら、お気軽にご応募ください。皆さまからのエントリーを心よりお待ちしています!
・最後に久末さんの制作実績を一部ご紹介
丸紅株式会社さま コーポレートサイト
藤原
まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?